❶松林が風の形を保つように…言葉が人間の形を守る。
イオルゴス・セフェリス ❷すべて、というのはーーー 厚かましく、うぬぼれで膨れ上がった言葉だ。 書くときは引用符でくくってやらなけば。 何ひとつ見逃さず 集めて抱え込み、取り込んで持っているふりをしている。 ところが実際には 暴風の切れ端にすぎない。
ヴィスワヴァ・シンボルスカ
二つの言葉を横に置いて一本の線を引いてみる。
足りない。と思い、次の線に移り、また足りなさに辿り着く。
この言葉に反応した心をただ紙に留められたらいいのに。

早朝の湖はいつも静か。
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