• 出口朝子

クレーの絵

クレーの絵は小さな頃からなんとなく好きだった。大人になりファンタジックな絵面に反して論理が先行しているという事を知って少し驚いたけれど、抽象画を描く様になったからか痛いほどよく分かる。でも私の場合は論理は先ではなく、殆ど同時だ、と思う。それは論理とは言わないのか、、、どうなんだろう。

著書『造形思考』の中に妙に好きな水彩画が載っている。《六つの種類》と言う題名の絵。制作原理を読むと「美術教育の為の初歩的な課題の図」のようで、特に想像力を刺激される内容ではなく、題名の通りの6つの形そのまんまなのだけれど。なんとも楽しげ。


完成された作品よりもスケッチやメモ書きの方に惹かれるものが多い。

この絵はどこか日本的。

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谷川俊太郎さんが本の対談で詩になる言葉について述べられたことが興味深かった。 “詩として成立する言葉と成立しない言葉があり、詩にならない言葉というのは「うるさい」。「わたしが、わたしが」と言い立てる詩は、どんなに切実であっても、うるさい。逆に、言葉が詩人の「わたし」から離れて、自立している言葉というのは、言葉自身が静かで響きが良い。” 気のせいかもしれないけれどとても分かる気がする。絵を描いていて