• 出口朝子

描くと書く

近頃時間がゆっくりしているので改めて描くことと書くことについて考えたり。言葉にすると新しい発見があるのが面白い。絵もとりあえず線を引きながら後で色々分かることがありとても似ている。けれど、残念ながら私の中では言葉は多くのものが抜け落ちてしまうことが多い。ので書いた後にどんどん付け足したくなったりして不細工な文章になりがちだ。綺麗に書こうとするとさらに肝心なところも抜け落ちてしまいそうな気もする。 描き始めるまでもとても言葉を必要とする。描くと書く、見ると読む、そこに感じるを入れてを行ったり来たり膠で練ったり?しながら、一つの絵が出来上がるのか。。。 言葉と材料を擦り合わせる作業が面白い。方解末という岩絵具を自分のものにしたいのだけれどこれがまあまあ高価なので、試し描きするのについ理性が働き「無駄遣いしないように、こぼさないように少しずつ」などと思ってしまう。余計な思いが入らない様に使いこなせるにはまだまだ遠い。



和紙を水張りしたパネルたち。

何も描いていない状態が美しい。



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谷川俊太郎さんが本の対談で詩になる言葉について述べられたことが興味深かった。 “詩として成立する言葉と成立しない言葉があり、詩にならない言葉というのは「うるさい」。「わたしが、わたしが」と言い立てる詩は、どんなに切実であっても、うるさい。逆に、言葉が詩人の「わたし」から離れて、自立している言葉というのは、言葉自身が静かで響きが良い。” 気のせいかもしれないけれどとても分かる気がする。絵を描いていて