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  • 執筆者の写真出口朝子

詩のまわりⅡ

昨日は久々に丸善書店で新しい詩集を購入。詩集と言われるものは殆ど読む習慣がなかったけれど、2、3年前に急に読みたくなり、それからたまに詩集の棚で立ち読みをして新しい出会いを楽しんでいる。全く素人なので大御所みたいな方と無名(といっても本になっている時点でその世界では多分有名)の方も余り関係ない。最初はタイトルから入り2、3行読むと合う合わないがあるので、踏み台まで使ってせっせと縦横無尽に手を伸ばす。


にしても立ち読みはかなり体力を使う。体力が許すまで立ち読みし、何も買いたいものがない時は結構悲しい。でも昨日はこれ、というのが見つかり嬉しかった。ポーランドの詩人ヴィスワヴァ・シンボルスカさんという方の『瞬間』。1996年にノーベル文学賞を受賞されている方だとか。色んなタイプの詩が並ぶけれど、私的には全体的にとても洒落た感覚を感じた。訳者の解説も良かった。装丁画を描いてみたいと少し思った。



『とてもふしぎな三つのことば』


「未来」と言うと

それはもう過去になっている。


「静けさ」と言うと

静けさを壊してしまう。


「無」と言うと

無に収まらない何かをわたしは作り出す。





表紙の絵は和紙に顔料なのか。。。


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