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詩のまわりⅢ

  • 執筆者の写真: 出口朝子
    出口朝子
  • 8月16日
  • 読了時間: 1分

更新日:8月18日

久しぶりに新しい詩集がほしくなり丸善書店を訪ねた。詩集の棚の前で立ち読みをしてみるものの、これと思うものには出会えず気を取り直し隣の海外小説のコーナーに移動する。水色と白色が綺麗、、と思う表紙の本に目が留まる。


タイトルは『無限角形』。帯のコピーによると「無限角形とは限りなく円に近く、決して円ではない多角形のこと。」なんとなくタイトルにも惹かれてパラパラと眺めてみる。イスラエルとパレスチナの紛争にまつわる「実話をもとに、1001の断章で築かれた喪失と平和のモニュメント」ということらしい。目に入る短い言葉に心が反応していく。


解決の糸口の見えない紛争に関する情報は長時間触れていると心のエネルギーが消耗するのであまり得意ではない。ただこの本は事実と共に随所に詩的な言葉が挟み込まれて視点を高くするので最後まで読み進められた。パレスチナ問題の事を身近に感じられて読んで良かったと思う。



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小説コーナーで出会ったけど「詩のまわり」に入れたい。

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