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  • 執筆者の写真出口朝子

音楽のまわり

今日は音楽の周りをうろうろ。といっても音楽について書かれた本の言葉に惹かれたのだけれど。『音楽に自然を聴く』(小沼純一著)を読んだ。興味深い話ばかり。この本で紹介されている「作品」はいわゆるクラシック西洋音楽から鳥や虫の声、楽器の音、などなど幅広い音楽「作品」で、これから少しずつ紹介されている音源を探して聴いてみたいと思った。

あとはインドの古典音楽は時間とともに変化してゆく事を表すのが音楽だという考えがあるので即興が重視されるということを知って面白いなぁと思う。

“楽器を手にして音をあわせる。すこしずつ指ならしをする。そばで一緒に演奏する人の音を聴きながら、どう進めるのか手探りする。だんだんと両者がわかる、わかりあうようになってくる。興がのり、宇宙の波動に共振し、宇宙の一部に達するところに至る。”

これはどこか私が絵を描く時と似た感覚。


“即興は、しかし、何もないところから生まれるわけではありません。ラーガとターラという決まりがあり、前者は旋律に、後者はリズムにかかわります。演奏する時の季節や一日の時間帯とあわせて決まってきます。そのうえでの即興です。”

絵を描くところでのラーガとターラ的なものって何かに置き換えられるかななんて不遜なことを思いつき、ラーガについて少し調べ出してみると、何とも深遠なものが広がる世界だったので、今はそっと遠くから眺める感じにしておこうと思い直しつつ、、、

ターラの方はカラダに直結するリズムのことなので少し自分に引き寄せて考えてみる。一瞬リズム感のある表現(点や線)の方が似ているかと思ったが、実は和紙や絵の具の質感の方が近いのかも、、、特に紙を変えると「ベースが変わる」感じがして結構動揺が大きく、そのあとの「どこに行くのか分からない」感が加速する。ような気がする。



5年前に買ってから葉っぱだけだった胡蝶蘭が今年は花を咲かせた。

育て方を間違えていたようで本来のリズムに戻れたみたいで良かった。


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