出口朝子2021年1月5日1 分小寒お正月休みにに河合隼雄さんの『明恵 夢を生きる』を読み返し、無性に高山寺に行きたくなり訪ねる。冬枯れの境内はほとんど人がおらず、明恵上人が生きていた頃の境内はどんなだったのだろうと想像しつつゆっくりと歩く。 石水院。暖かい日差しの中小鳥のさえずりも。 明恵上人樹上坐禅像...
出口朝子2020年9月5日1 分夏の終わりまだ昼間は暑いので涼しそうな題名の短編集『冬の犬』アリステア・マクラウド著(中野恵津子訳)を読んでみる。厳冬のカナダ東端の島の自然と動物、人間の営み。一話目の「すべてのものに季節がある」が好きだ。美しく静かな雪景色。 持っていたスノードームの世界とリンクした。
出口朝子2020年5月23日1 分「冬の散歩」今回の展示はたまたま勧められて読んだヘンリー・ソローの随筆に着想を得た。ぱらぱらと読み進めると「冬の散歩」の章が妙に気になり出し、自然描写と神話が融合する不思議な世界にどんどん引き込まれていく。冬の空気、森や林や動物たちの生き生きとした様子、人里離れた暮らし、、、本の世界に...
出口朝子2019年12月28日1 分年の瀬久しぶりの更新。無性に言葉にしたい時は絵を描きたくなくて、逆に描きたくなると言葉にしたい欲求がなくなってくる。いつも行ったり来たり、脳みその使うところが同じなんだろう。。。か。 ある晴れた日、以前から行きたかった富山県美術館を訪ねる。建物と雪景色の立山連峰を同時に見たかった...